NHK「ラジオ深夜便」で樋口明雄さん『目の前にシカの鼻息』から「サルを待ちながら」が朗読されました。

NHKの人気番組「ラジオ深夜便」で、樋口明雄さんのエッセイ「サルを待ちながら」が朗読されます。「サルを待ちながら」は、『フライの雑誌』第86号(2009年8月/原題「猿を待ちながら。」)初出、単行本『目の前にシカの鼻息』へ収録されている、傑作エッセイです。

ラジオ深夜便さんの〝○朗読&語り「山に魅せられて」〟という企画で取り上げられる三作品の内の、一作品として選ばれました。たいへんありがたいことです。ちなみにほかの二作品は、深田久弥作「日本百名山」より『甲斐駒ケ岳』と、白籏史朗作『夏山行』です。

今回、朗読のお話しをいただいて、あらためて「サルを待ちながら」を音読してみました。すると樋口明雄さんの文章の歯切れの良さ、リズム感をたいへん心地良く感じました。NHKのアナウンサーさんに朗読していただくことで、この作品にまた、新しい命が吹き込まれるように思います。

7月31日深夜放送、朗読は午前2時頃です。どうぞお楽しみに。

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後記:

南アルプスを駆けめぐるサルとヒトとイヌ、そしてイノシシの息づかいまでが、深夜のラジオから目の前に迫ってくる感じでした。古野晶子アナウンサーのすばらしい朗読でした。ありがとうございました!
(2015.8.1)

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猟犬の血を引く愛犬と山を走り、サルを追い、イノシシに脅えながら 裏山でクマに出くわす。そして仕事を終えた深夜に裏戸を開ければ、 こつ然と出現した巨大な牡シカの鼻息に吹かれる。 犬と歩む人生、渓流釣り、山歩きなどのアウトドア遊び、 南アルプスの麓に建てたログハウスでの、泣き笑いの日々。 注目の大藪賞受賞作家樋口明雄、ユーモアと人間味あふれる、 待望の初エッセイ集! 目の前にシカの鼻息〈アウトドアエッセイ〉|樋口明雄
猟犬の血を引く愛犬と山を走り、サルを追い、イノシシに脅えながら裏山でクマに出くわす。仕事を終えた深夜に裏戸を開ければ、こつ然と出現した巨大な牡シカの鼻息に吹かれる。犬と歩む人生、渓流釣り、山歩きなどのアウトドア遊び、南アルプスの麓に建てたログハウスでの、泣き笑いの日々。
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目の前にシカの鼻息〈アウトドアエッセイ〉|樋口明雄