10.27に本欄で紹介した「西湖でヒメトロ」ブログ主が西湖ヒメマスの放射性物質を検査した。繰り返し山梨県へ依頼してもいっこうに反応が得られなかったため、ブログ主が自費で検査した。
その結果が出たとのことなので紹介する。
西湖ヒメマス放射能(核種)検査 自主検査結果
ヨウ素131 不検出
セシウム134 13Bq/kg
セシウム137 微量検出したが不検出判定「セシウムは検出されたが、低い値だった」といえるのではないでしょうか?
ほっと、一安心です。 (「西湖でヒメトロ」11.12付より)
どこへ検査を依頼したのか、魚をどんな状態でどのように提出したのかなどもリンク先で報告されている。ブログ主は言っている。
もちろん、少量のサンプルでの検査ですのですべてがこれに当てはまるということではないですが、自分としては家族や友人にもこの検査結果を伝えて判断してもらえることになったので検査して良かったと思います。
まさにこの「検査結果を伝えて判断してもらえることになった」ことが重要だ。
対して、ここまでの山梨県は「安全ですから検査しません」の一点張り。なんのための行政か。原発事故以降、国や行政の信用度は地に落ちた。「国のいうことは信用しない」という姿勢が大切だ、という水口憲哉氏の言葉が改めて染みてくる。(国が決めた暫定基準値「500ベクレル/㎏」を疑え!水口憲哉インタビューへリンク)
編集部では〈釣り人ですけど、富士五湖のヒメマスとワカサギの放射性物質検査をしてください〉と山梨県へお願いしようという呼びかけを、10.27以降facebookとtwitterで行ってきた。ここまで予想以上にたくさんの釣り人が山梨県、あるいは漁協などへ電話やメールなどで働きかけてくださっている。
動かない行政を個人が飛び越えた現状となっているが、今後の山梨県の対応をなお注目したい。