…なにやら最近、ブログの記事に対する圧力がかかってきています。更新した記事に対して、経営方針に関わるとの考えで文章の訂正を求められたり、外部からの苦言で画像を消去させられたり…。大した内容でもない記事(福島県への嫌み)に対して、修正を行うだけなら我慢はできますが、我々現場の人間が本当に伝えたいことまで消去させられるのは我慢できません。
観光施設である水族館が、地元の温泉街のイベントにクレームを付けるということは、本来、やってはいけないことです。しかし、これは福島県全体の信用に関わることです。
善い行いをしているように見えて、実は環境破壊につながる事って、たくさんあります。鯉(コイ)とかメダカの放流などは、ブラックバスより質が悪いです。
いわき湯本温泉の「ふくしま復興ホタルプロジェクト」は、ホタルを放流して原発の風評被害から復興しようというもの。このイベントについて地元の水族館アクアマリンふくしまの現場職員・富原聖一さんが、地元紙へ批判記事を寄稿。
ホタルの人為的な移動と放流は、生物多様性の観点からは批判されるのが筋。アクアマリンふくしまでも以前から国内移入種の問題を展示物で問いかけていた。職員によるホタル放流イベントへの批判点は、その生物多様性の観点からともうひとつ。
「生物多様性」の問題とは別に私が問題だと思っているのは「ホタルは0.5μSv/hの放射線を浴びると光らなくなる」と主催者は主張し、ホタルが復興に結びつくと信じてプロジェクトを行っている点です。「ホタルは0.5μSv/hの放射線を浴びると光らなくなるので、ホタルの光るところは放射線が低い」とアピールしたいようですが、本当なのでしょうか?
主催者のいわき湯本温泉・ホタルプロジェクト委員会(名誉会長は渡辺敬夫いわき市長)は、この批判を「侮辱」「心外」だとして、二度にわたって抗議文を送った。新聞紙上での謝罪を要求。
職員は退社へ。
アクアマリンふくしまはどう対応するのか。
・・・
>近刊告知『淡水魚の放射能』(水口憲哉)