ダムを完全に撤去し、自然の状態に戻す全国で初めての取り組みが熊本県八代市の県営荒瀬ダムで進んでいる。県が1955年に発電専用のダムとして建設した荒瀬ダムは、老朽化や川の水質悪化の原因になっていると指摘され、蒲島郁夫知事が2010年に撤去を決断。水門開放から4年以上がたち、球磨川(全長115キロ)に清流が戻りつつある。一方で上流にある発電用ダムについて、国は…
ダムなどコンクリート構造物の耐用年数は一般に70~80年。
ダムが建設される前は球磨川には毎年数千万匹ともいわれるアユが遡上していたが、ダム建設後にダム湖にヘドロがたまり、悪臭など環境が悪化。漁獲量が激減した。蒲島知事は10年2月に撤去を最終決断する。
以上、毎日フォーラム(毎日新聞社/2014年8月13日)より。ぜひ全文を。
一方、山形県はこんな感じ。
流域の環境保全に関する協議会での慎重な審議の結果、「アユへの影響はほとんど無い。」との報告をいただきました。(最上小国川ダム事業に関するQ&A|山形県庁)
> 小国川ダム問題:ダムに反対するなら漁業権を不許可にするぞ、 と山形県が漁協を脅した結果…|全文公開(『フライの雑誌』第101号)
> 中止したダム事業(Wikipedia)
「わたしの民主主義という解釈は、情に叶い、理に叶い、法に叶い、こういう三本立てであります。で、建設省、いかに大きな屋台であると致しましても、常時情けを蹴り、理を蹴り、法までもねじまげて来るというならば、どんな強力な力を持っていても、このじじいはその奔馬に向かって痩せ腕を左右に差し延べて待ったをする」(室原知幸/下筌ダム反対闘争ドキュメント「反骨の砦」監督:大島渚、語り手:徳川夢声。1964年7月/リンク先動画で生声 05:25)
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