中島淳志さんのFacebookに、桐生市在住の山田二郎さんによる、見事なDループ系キャスティングの写真が上がっていたので紹介。
なんでも山田さんは、このキャスティングを島崎憲司郎さんからマンツーマンで習ったらしい。山田さんはシマザキデザインインセクトラウトスタジオのアシスタントなので、そりゃちょっとずるい。
山田さんにちょっと強めに突っ込んだら、モニョモニョ言ってる。どうやらフライラインにもシマザキ式の特別な工夫が施してあるらしい。なに、なに、その特別な工夫って。
えー、そこらへんも憲司郎さんが『シマザキ・フライズ Shimazaki Flies』にはちゃんと収録しますから大丈夫、と、言われました。『シマザキ・フライズ Shimazaki Flies』は、ただのフライパターンブックじゃないんだから、とのこと。
トランキーロ。ここは山田二郎さんを信じましょう。
島崎憲司郎さんがDループキャストを操る理由とそのコツは、「フライの雑誌」第117号の78ページ「島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川」で紹介しています。

中島淳志さんのFacebookにアップされている上の写真、山田二郎さんが釣っているこのポイントの後ろの護岸の上は、犬連れの散歩の人や自転車の人が通る道になっています。
第117号にも書いてあるように、そんな方々に一度でもフライを引っ掛けでもしたら大変なことになるだけでなく、フライフィッシングが危険な行為だというイメージにもつながりかねません。そこで、島崎憲司郎さんおよび山田二郎さんは、〈距離が必要なキャストはバックキャスト厳禁〉を、自主規制というか、自分なりのルールにしているとのこと。
編集部は第117号の取材時に実際に見ていますが、無駄な力が一切抜けた自然体の非常にレベルの高いDループキャストです。写真だけでも何となく判ると思います。第102号巻末付録で話題になったこのキャスティングと通底するナチュラルさです。
ラインスピードをみだりに上げずにリーダー先端まで完全にコントロールすることはフライキャスティングの理想の一つですが、言うは易し行うは難し。当然、距離が長くなるほど難しくなります。
なおかつ、対岸のバンク際ギリギリを狙って、何度やっても正確に極上のプレゼンテーションを決めるのだから、魚にはたまったものじゃありません。釣りの技としてばかりでなく、パフォーマンスとしても一級品で、見ているだけで爽快この上なしでした。
初速は遅くても、伸びるにつれて滑らかに加速していく力強いループをキャストする、憲司郎さん独特のスキル、フライライン、フライロッドのオリジナル・チューニング方法などを、『シマザキ・フライズ Shimazaki Flies』で解説してくれることになっています。どうぞお楽しみに!
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ツキノワグマは秋のドングリ採食で翌年夏までのエネルギーを蓄える-農工大
上は、農工大大学院農学研究院自然環境保全学部門の小池伸介准教授、東農大地域環境科学部森林総合科学科教授で、『ムーン・ベアも月を見ている』著者の山﨑晃司さんらによる研究。
研究の過程については同書でも触れられています。

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フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄

「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです。



フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川







