使ったことがないフライパターンを、初めてティペットへ結ぶのには勇気が必要です。ましてそれまで世の中になかったフライならなおさらのこと。生エサじゃないんだから。
クロスオーストリッチもマシュマロも最初はそうでした。昨日のDTEも然り。こんなので釣れるのかなあ、と。ためしに投げてみたら、全部よーく釣れました。わはは。
他人様のパターンを丸々コピーするのではつまらない。自分で色々アレンジしていくのが面白い。原型をとどめなくたってかまわない。判断するのは人間じゃなくて魚だから。
よく考えれば、人間が誰もみたことがないフライなら、魚だってみたことがない。そりゃあ釣れるはずです。スレてないんだから。ただし、魚に口を使っていただける勘所を押さえてタイイングされているフライなら、という前提です。
ではその勘所とは何かという話になると、これがむずかしい。いくら考えても試しても、正解も結論もありません。
だって判断するのは魚だから。
30年以上もフライフィッシングの専門誌を出版し続けて、みんなで寄ってたかって一緒になってわいわいやっても、新しい発見がわんさかあって、相変わらずフライフィッシングが楽しいのは、そういうわけです。
というわけで、次号は〈ガガンボ〉特集です。
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> 【公開】クロスオーストリッチは裏切らない
第111号特集◎よく釣れる隣人のシマザキフライズより

クロスオーストリッチ

マシュマロ

DTE式ヒゲナガラーバ

フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄



なんかもう今年終わっちゃったみたいですが、フライの雑誌社2019年の成果物です。すべて読者の皆様のご支持とご協力のたまものです。心から感謝申し上げます。これからもよろしくお願いします。

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「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです。


フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川







