西表島の堤防で海フライをやっていたとき、とつぜん足下の壁際にメーター級のロウニンアジがイカを追って沖から「グワーッ!!」と来た。絶句。息をのむとはこのこと。巨大な獣が目の前を猛スピードで往復している。
6番ロッドでどうにかなる相手ではないのは完全にわかっていたが、一応フライを投げてみた。へろへろって。
堤防から見ても、全身傷だらけのガーラだった。
もしかかっていたら、こっちが魚に殺されたかもしれない。
「自分の身長より大きな魚にびっくりして顔がひきつっていた」
144センチの巨大ガーラにびっくり(琉球新報)
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島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。