ああ、あの時の春の釣りは楽しかったなあ、いつだっけ。とかぞえてみたら軽く25年前で、愕然とした。ほんとに、つい昨日の釣りのように思い出せるのに25年も前だって?
フライの雑誌-第78号(2007)の特集は、「これからの10年をどう釣るか 釣り人の未来予想図」。
20代から70代、各世代の釣り師が、来し方の釣りを振り返り、10年後の釣りへの夢を語るという編集企画。釣り雑誌としてはとてもへんな特集だけど、面白かった。
あれから10年どころか、15年がたった。特集へ寄稿してくださった中で、残念なことに亡くなってしまった方もいる。
みんなの夢は実現しただろうか。
釣り師の人生時計は、釣りの記憶を刻んでまわる。
釣りをしてればいい夢見れる。
15年前の「釣り人の未来予想図」を、今になってまた読み直したい。
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〝私は夢見心地で御座います。〟といえば「無限列車」。自分的には「無幻列車」の表記のほうがよかったと思う。
私小説作家はこの世を去ってからが本当の始まり。と同じことを生前のご本人が言っていた。
『フライの雑誌』第124号は、待ちに待った春、ココロもカラダも自由な「春の号」です。
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