釣りにダイレクトに関わっていないアウトドア屋さんが企画する、テンカラ釣り関連のイベントがここ数年あちこちで増えています。
ミニマムなテンカラのアプローチへ、おしゃれな若い層が反応しているみたいです。ライフスタイルの表現込みなのでしょう。間違いなく既存の〝釣りファン〟ではない層からの流入と考えられます。
シンプルなテンカラがおしゃれな若者から注目される一方、フライフィッシングはやたらに道具が多くて、やってるのは理屈っぽい年配者が多い。──そんなイメージが長年固定化していました。
でも、ここほんの最近ですが、フライフィッシングへの風向きも少しずつ変わってきている感じがします。きっかけはアニメや漫画などの影響でフライフィッシングへ触れた新規層からの注目でしょう。
だってほら、始めるきっかけはどうあれ、やっぱりフライフィッシングって、やってみれば面白いわけです。そして奥が深い。フライフィッシングで括られる中に、異様にジャンルが多い。何度でも〝初めて〟を味わえる趣味は、そうそう出会えないですよ。
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おかげさまで売れています。『フライの雑誌』第124号は、待ちに待った春、ココロもカラダも自由な「春の号」です。