新刊・完訳
『釣魚大全 思索する人のレクリエーション』
アイザック・ウォールトン&
チャールズ・コットン (著)
霜田俊憲 (翻訳)
未知谷刊 ISBN 978-4-89642-737-0
【新訳『釣魚大全』】
文学と釣りの専門知識、どちらが欠けても満足には訳せないこの名著.…ついに両方に明るい理想の訳者を得て、読書家も釣師もわくわくする本に!!ほんものの釣人:日本でのフライ・フィッシング牽引者霜田俊憲訳。
(未知谷)2024年9月12日
…ウォールトンの《釣魚大全》が二一世紀にいたるまで、英語版としても、一〇数カ国におよぶ翻訳版としても、くりかえし出版されているのはなぜだろうか。世界中に釣りの本、釣りの指導書、釣り場案内、などそれこそ数えきれないほどある。釣りは世界のどこへ行っても行われている遊びだからだ。日本においても古くは一七世紀後半の《何羨録》を初め、数限りなくあるが…
…釣りをやる人、ことに流れのなかで釣りをする人にはわかることだが、流れは一瞬たりともとどまってはいない。これは、古来、幾多の人々が言ってきたことだ。ウォールトンも流れのなかに変転する世界を見たのではないか。…
…《釣魚大全》の翻訳は、変則的だったが、まずチャールズ・コットンによる第Ⅱ部をフライ・フィッシングの専門誌《フライの雑誌》第三号から始めた。一九八七年のことであった。そして、その第二部の翻訳は八九年の八号で終わり、九号からは第Ⅰ部の翻訳を始め、それも一九九六年の三三号で完了した。その後、フライの雑誌社の依頼で第Ⅱ部のみを単行本として出版することになった。それが一九九八年七月二〇日のことである。当時、フライの雑誌社の社主であった今は亡き中沢孝さん、そして編集の倉茂学さんには大変お世話になった。また原稿に綿密に目を通していただいた島崎憲司郎さんのご助力も忘れない。
…
(訳者あとがき)
「訳者あとがき」で、ウォールトンとコットンそれぞれの人物、二人の友情を、当時の時代背景を盛り込んで詳説している。当世一流のエッセイだ。『釣魚大全』は何度も読んだ、各版を持っているという方でも、今回の新訳完全版にはかならず触れる価値がある。(堀内)
『フライの雑誌』次号第132号は、2024年11月発行予定です。
2025『フライの雑誌』オリジナル・カレンダー
フライの雑誌 125(2022夏秋号)
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Flyfishing with kids.
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