11.17-19、鹿児島へ。出かける前に『海フライの本3』を読み直して、いい本だなあと感涙。著者の中馬達雄さん(鹿児島市ちゅうまんの夢屋)とコロナ禍ぶりに釣りしました。
現場でキャスティングの稽古もつけてもらいました。
鹿児島へ来て稽古つけてもらうと、バーンとフライキャスティングが上手くなる。東京に帰ってガクッと落ちる。鹿児島へ来てまたバーンと上手くなる。ガクッと落ちる。

鹿児島の友人と釣り。大爆風。夢屋のお客さんである友人は普通にキャスティングしている。こっちは早々に諦める。

伊佐市五十嵐食堂さんでラーメン。「悲しくても…つらくても…さびしくても…先が見えなくて真っ暗な気分の時も…しっかり食べると踏ん張れる!!」の張り紙に感動してパシャリ。若い人にはとにかく腹いっぱい食わせろ、食えば人生なんとかなる的なことを喋っていた、どこだかの親切なおばばの話を思い出した。伊佐市橋脇風月堂さんのかるかん雲龍「伊佐の大地」激うま。食べ物が美味しい土地は文化度が高い。文化度が高い土地は食べ物が美味しい。

水俣湯の児温泉温泉いわさきさんで海産物祭り。ベラ科のハンタ(イラ)の煮付けとお刺身。

湯之元温泉のすし常さんで親切にしてもらった。

こちらは川内高城温泉。つげ義晴的な町並み。取材なのでいちおう立ち寄り湯を2軒ハシゴ。

夕暮れの港でこびとさんが釣り。

いちき串木野のジャマイカさん。おいしくて目が覚めた。

メインイベント。中馬さんと釣り。15ヤード投げてタイプ4で20秒カウントダウンです、と言われた。足元の釣り。「もっと投げたいんですが。」と懇願した。今日の場合、狙っている魚がキビナゴを追い詰めて食うのは堤防際なので、必要以上のキャストは海を荒らすだけと聞いて納得。

中馬さんのストリーマー。タイイングは『海フライの本3』に出ています。TMC201Rが最近のお気に入りとのこと。太軸でスッと沈めたい時に。いやあ、楽しい取材だ。

TMC7989(サーモンフック・廃番 「フライの雑誌」126号 世界初・廃番入り TMCフライフック 全カタログ参照)に巻いた中馬さんのマラブーストリーマー。このフライには「7989が一番似合う」とのこと。たしかにカッコいい! 現場で効くタイイングのコツがある。
よく釣れる海フライはロジックで釣る。無駄なフライキャスティングが海を荒らす現象については、「フライの雑誌」132号の連載で中馬さんが書いてくれています。海フライはもっと繊細に。

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