「サクラマスの棲む気仙川トーク」より
（2010.6.5.岩手県陸前高田市／主催：めぐみ豊かな広田湾と気仙川を守る地域住民の会）
鳩山辞任と民主党政権の中身、脱ダムのこれから
講師：水口憲哉（東京海洋大学名誉教授／『桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ！』著者）
「コンクリートから人へ」とマニフェストにも載った。民主党政権にもなった。だからダムをとめることだとか原発反対のことで、それぞれの地域に暮らす人々の困っている声を、民主党はもっと政治に反映してくれるのかと思いました。でも実際は違った。
民主党の議員は、陳情の人々に会おうともしない。幹事長室を通らない声には「ぜんぶ受けるな」としてしまったからなんです。
民主党の議員に、会おうとしてせっかく上京してきたのに、民主党議員は会ってもくれない。門前払いを食わされる。非常にみんな、くやしい思いをしています。こんなめちゃくちゃな、おかしい話はない。いままでは、自民党の議員だって会うだけは会ったんですよ。民主党になったら、会おうともしない。
今度の政権交代を秋に起こったからということで、〈コスモス革命〉だと呼んだ方がいます。でも私は、この『桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ！』のなかで、今度の政権交代を〈サクラ革命〉だと呼びました。
というのは、政権の側に、ダムを作る建築会社の人間とつるんでいる人間がいるんですから。政権のなかにサクラがいるんじゃどうしようもない。（会場笑） だから〈サクラ革命〉なんです。・・・
「サクラマスの棲む気仙川トーク」 …岩手県気仙川に計画中の津付ダムの現況、岐阜の長良川河口堰建設時の裏話、管新首相の今後などを、USTREAMで動画配信します。配信動画はこの頁の最下段です。
