「失う一方で得たものもあるはず」

次号第93号の特集は〈東北へ行こう!〉。この企画をきっかけに大勢の方とあたらしく知り合えた。震災の被災地へもお願いの声をかけたところ、まさにご自身が被災された何人かの方に寄稿していただけた。雑誌の原稿どころじゃあなかったろうに。

ある方は「震災では失う一方で得たものもあるはず。『フライの雑誌』さんと知り合えたのもそうだと思っています。」と電話口でおっしゃった。おもわず言葉をのんだ。だらけた日々をすごしている編集者は受話器を持ったまま頭を下げるしかなかった。

次号の〈隣人のフライボックス〉ではその方にご登場していただく。

そしてこれがすごいボックスなのである。必見。