『プロレスリングDo(ドゥ)』8.19横浜ラジアントホール大会へ行ってきました。

『プロレスリングDo(ドゥ)』8.19横浜ラジアントホール大会へ行ってきた。松田慶三選手の初めてのプロデュース興行ということで、知り合い関係が多そう。

また夏休みの小学生は無料のため、子どもの姿が多い。試合開始前から会場内は充分にあったまっていい感じ。超満員札止め。立ち見もでる大盛況。

全選手入場式(ダンプ松本は拒否)で〝スペシャルゲスト登場〟と紹介されて、鳩山由起夫のそっくりさんの鳩山ナントカという男が登場、宣誓をまかされた。しかしこの男は肝心要の「まつだけいぞう」を「まつもとけいぞう」と言い間違うといううつけもの。

すかさず会場から「引っ込めこのバカ!」という身もふたもない野次が飛んでいた。(わたしか)

いつもサムライTVで観ていて気になっていたユニオンプロレスの提供試合。石川修司対趙雲子龍。石川修司はやはりでっかかった。195㎝だそうだ。尋常でなくて大きいレスラーにはそれだけでお足を払う価値がある。対して相手の趙雲は160㎝ちょっと。趙雲のがんばりが光った試合だった。会場内も大盛り上がり。この試合のあとに休憩時間。試合直後の趙雲選手が休憩ホールで観客に発見されて「試合スゴかったです」と握手攻め。汗まみれのまま「寿命が3回くらい縮まったアルよー」などとサービスしていて大人気だった。ユニオンへ行きたくなった。
セミファイナル ダンプ松本&矢口壱琅対末吉利啓(プロレスリングアライヴ)&お茶戦士・カテキング(沼津プロレス)。IWA常連でIWA世界ジュニアのチャンピオンだったこともある末吉選手はひいきの選手。で、タッグを組んだ沼津プロレスのお茶戦士・カテキング(緑色の背中の人)は勉強不足でどんな選手なのだかぜんぜん情報がなかったのだが、今回はじめて実物を見て「なーんだそういうことか」と速攻で理解。あの独特のむちむちした二の腕の白さと、斜めにかしがりながら落ちてくるムーンサルトプレスを見れば一目瞭然。「封印中」のお姿を違ったかたちで観られてなつかしい。レフェリーのパンチョ軽部(うつぶせになっているひと)が、いいひと組にはスローカウント、悪い人組には超高速カウントを叩き、怒りくるったダンプの竹刀攻撃でやられまくる、そういう試合(最後はパンチョのズボンが破れた)。夏休みの会場内はものすごく盛り上がっていた。ああプロレスの興行だなあ。大声を出していいひと組を応援。
観客を脅す矢口壱琅選手。IWAの後楽園大会でメインを張ったこともある実力者。
メインイベント松田慶三対関本大介(大日本プロレス)。試合開始直前に睨み合う両雄。同じがっちり系レスラーだがやはり今をときめく関本の方が肉体は二枚も三枚も上。自身が主役の興行で慶三がどこまで関本を追い込めるかが見物、というのはプオタの見方で、ぼくらの慶三さんならあんな化け物みたいなやつ撃沈してくれるに違いない!というのが、会場内の観客のほぼ99%の願い。予想を上回るものすごく中身の濃い試合だった。慶三選手はよくがんばった。試合が終わった後、リング上で両者が土下座して、互いのファイトを讃え合っていたのもすばらしかった。関本選手の退場の際、ひとりで興奮して立ち上がり「せっきもと!」コールを叫びだした中年の客がうるさかった(わたしか)。でもすぐ会場内も呼応して万雷のような「せっきもと!」コールが起きた。それだけすばらしい試合だったのだ。
慶三と関本の肉弾的場外乱闘。ド迫力。プロレス観戦に不慣れな客の多い夏休みの観客席は関本を放ったかのような大騒ぎだった。鬼のような形相の関本が観客席に突っ込んでいったとき、女性のお客さんが「キャーッ!」と叫んで真剣に逃げていたのがよかった。