ハヤとナマズとクマとボウズのわたし Post:2015/5/16 昨日、次号第105号の入稿が終わった。予定外に今日の一日が空いたので、長野県木祖村で開かれたカメラマン宮崎学さんのクマがらみの講演会へ行ってきた。たいへん勉強になった。 これは一昨日の夕方。近所の子ども二人が道路から編集部の二階へでかい声で、「ナマズナマズ、30匹以上いる!」と報告してきた。しかも二人とも真っ昼間に一匹ずつ釣ったのだとのこと。なにかと近所の子どもの面倒を見て手なづけているのは、こういう時のためだ。すぐさま出かけて行った。子どもに教えられた通りの場所へいそいそと釣りに行って、わたしだけボウズくらって帰ってきた。この敗北感は深い。近所の子どもが呆れるほど根掘り葉掘りポイント情報を聞き出しておいてのボウズなのが、わたしの喪失感をつのらせる。 じつは昨日の夕方も同じ場所へ行って、またボウズだった。仕方ないからハヤのポイントへ行って癒された。ひざ下まで立ち込んでいる足元にふらふらとナマズが泳いできて、こっちも驚いたが向こうはもっと驚いてにゅるにゅると逃げていった。目が青かった。 会場の木祖村村民センターホールは満席。がんがん盛り上がっていた。 片道250キロを走って行ったたかいのある内容だった。 講演会終了後の帰り道、たまたま通りがかった適当な沢で(ほんとはわざわざ寄り道したんだけど)、夕方だけ一人でフライを振った。ま、ボウズだったがこの充実感たるや何だろう。ボウズで満足してるようだからいつまでたっても上手にならないのは分かってるけど、満足しちゃうんだから仕方ない。逆に死ぬほど入れ食いでも満足しない釣りもあるし、そこらへんはやはり深い。ま、次号の入稿終わったことだし、いずれにしても今日は機嫌がいい(^_^)☆ 帰り道でも眠くならなかった。