池を作ろうと思う。49 Post:2014/4/16 穴へプラ池を設置するのには少し手間取った。穴を掘りすぎたために池がうまくおさまらず傾いてしまうのだ。庭の隅から土を運んできて投入したが、水平をだすまでが一苦労だった。むろん、翌日は腰と背中がたいへんな筋肉痛になった。これから池作りに挑戦しようと思っているすべての方へ言いたい。「池をつくる前に体力つくれ」。 池の周囲へ石を配置した。旧池を作るときに近所の子どもを動員して持ってきた石でぐるりを囲む。わりといい感じゃないすか。 旧池の濾過器へ勝手に芽吹いた草を移植した。緑が一つ入るだけで、さーびしかったぼーくの池が明るくなーあったぁ。(定番) 部屋の中の水槽からカメを持ってきて、なんとなく池へ放ってみた。 深く静かに潜行するカメ。「パシフィック・リム」をもう一回観たいな。 翌週、ホテイアオイを導入。さっそくアメンボがやってきてくれた。うれしかった。お前どこから飛んできたんだ。こんな小さなわたしの池に。 よく見ればもうすでに、プラ池のそこここへ藻が生えて定着してきている。自然はすごいな。こわすのも一瞬だけど。 近所の子どもへ命じて魚とエビを獲ってこさせた。自分たちだけで勝手に川へ行って獲ってきた。去年と比べてはるかによいはたらきをしてくれるようになった。こいつら使える。 池のほとりに座って、さっき放ったばかりの生きものたちが、もそもそと動いているのを見る。こういうとき、子どもも大人も口数が少なくなるのはなぜだろう。 ふたたび、近所の子どもに生きものを獲ってこさせた。ドジョウとかアブラッパヤとかだ。旧池のかいぼりのとき、ほぼ半年ぶりでご対面した魚たちは、すべて丸まると太って二まわりほど大きく成長していた。今度の池は水量が前よりも多いし、こっちも管理に慣れてきているから、彼らにとってもさらに過ごしやすくなっていることだろう。どんどん大きくなってくれたまえ。川から得体の知れない草をとってきて、池の縁へ移殖。浮き草も投入。人類の歴史は移動の歴史だ。 池へ釣りに行ったら、よく会う近所の子どもとここでも会った。「ルアーでバスを釣りたいんだよ。でも釣れないねえ」と言っていた。 新しい池へ水を入れてから三週間。だいぶ池らしくなってきた。