猟師の嫁とシカ3頭

牧浩之さんの単行本『山と河が僕の仕事場』への読者カードには、牧さんの奥さまが〝いい味だしてる〟という感想がたくさんありました。

たしかにその通りで、奥さまがいなければ牧浩之さんの宮崎移住も、現在のライフスタイルも実現していません。本書に書かれている通り、いま牧さんが職業猟師+毛鉤釣り職人として、自由でタフな生活を続けていられるのも、奥さまのご理解と応援と、強烈な尻たたきがあってこそです。持つべきは鬼嫁です。

わたくしは最近そんな〈猟師の鬼嫁〉とひんぱんにLINEしています。鬼と「北斗の拳イチゴ味」のスタンプとかやりとりするのは楽しいです。

『山と河が僕の仕事場』の続篇の『山と河が僕の仕事場 2 』は、本来ならもう書き下ろし原稿の束が、こちらに届いている頃でした。が、なんだかんだで、まだ一本も届いていません。

原稿の代わりに、今朝こんな写真がどすんと届きました。なんと巨大なシカ3頭を獲ったそうです。軽トラックの荷台がシカ布団になっています。

さすがの牧さんも、一朝でシカ3頭は初めてとのこと。ほんの数年前移住したてのころ、獲物にばかにされるんですよ、とこぼしていたのとはまったくの別人です。

牧さんは職業猟師なので、たくさん獲物がとれるのはもちろん素晴らしいことです。が、腕を上げたぶん原稿が延びると思うと、編集者的には悩ましいところです。

やはり鬼嫁発動ですね。

警戒心の強いオス鹿も!
奥さまを軽トラの助手席にのせて一緒に罠の見回りをするときは高確率で獲物がかかっているとのこと。幸運の鬼嫁。
続篇近日発行(か?)
続篇近日発行(か?)
山と河が僕の仕事場 頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから  牧 浩之 (著)
山と河が僕の仕事場 頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから
牧 浩之 (著)