近刊『海フライの本3』編集日記 03

フライの雑誌社、乾坤一擲の単行本近刊、『海フライの本3』の打ち合わせで、鹿児島のちゅうまんの夢屋さん(鹿児島市)へ行ってきた。もちろん取材の一環で自分も鹿児島芋焼酎飲んで釣りするつもりだったのは言うまでもない。出張費用はANAじゃらんパックの往復航空券+ホテル一泊+レンタカー二日間でたったの約30,000円ちょっと。これで取材は大成功、お魚も入れ食い、ということになればいいのじゃが。写真で紹介します。

鹿児島空港は四度目か五度目。じつは今回、9フィート4ピースのフライロッドケースを機内へ持ち込もうとして、往きの羽田空港全日空便ではOKだったのに、帰りの鹿児島空港手荷物検査では、人間が通過後にロッドケースだけNGで足止め。全日空のお姉さんが羽田に確認、基本は長もの扱いとのことで「羽田と差異がありまして申し訳ございません」。はーい。その昔は国内線でも国際線でも9フィート3ピースのケースを普通に機内へ持ち込んでた気がする爺でございます
夢屋の中馬達雄さん。フライの雑誌で「悩まないフライマンたちへ」を14年間連載してくださった。「海フライの本3」はその集大成であり、日々進化する海のフライフィッシングの最新情報と100年後の未来を見すえた、世にも珍しい単行本です。壁にそったカウンターの上には相当読み込んだ風の「水生昆虫アルバム」(島崎憲司郎)の初版が置いてありました
中馬さんも書いてくださった国内初の海のフライフィッシング単行本「海フライの本1」は、今から12年前、2006年の刊行。翌2007年発行の「海フライの本2」とも、発売してすぐに売り切れました。おとなの諸事情から今度の「海フライの本3」も部数を多くは印刷できないので早めのご手配をおすすめします
ちゅうまんの夢屋さんの店内。中禅寺湖のポスターががが
ご地元のお客様がご来店。明日の朝はいっしょに海へ行きます
潮まみれの歴戦のつわものフライリール。これを(カッコいい!)と言える人とお友だちになりたいです
「海フライの本3」には最新版のフライタイイングのページも作ります。ぜったいに損はさせません
お客様のフライボックス。実際に現場で魚を釣ってきたフライには、独特の凄みがあります。ストーリーがにじみ出ています
釣りの方は…。40km走って1400km飛んで100km走って風速10mの爆風でフライロッド出せず現場に5分、100km走って1400km飛んで40km走って、おうちに帰りました。普通ですから
中馬さんの海のフライフィッシングを動画サイトにアップしてもらいました。夢屋チャンネル YUMEYA Channel でまとめてご覧になれます。面白いですよ。随時更新します。これらの動画を「海フライの本3」の本文とリンクさせる予定です。紙と動画のクロスオーバーは小社初の試みです。お楽しみに

『海フライの本 はじめての海のフライフィッシング』 国内初の「海フライ」単行本(品切れ)
『海フライの本2 はじめての海フライタイイング&パターンBOOK』(品切れ) 完全電子版
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|川野信之/黒石真宏/碓井昭司/本村雅宏/渋谷直人/平野貴士/坂田潤一/遠藤早都治/加藤るみ/田中祐介/山本智/中原一歩/山﨑晃司
○天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
○〈SHIMAZAKI FLIES〉シマザキフライズ・プロジェクトの現在
『フライの雑誌』第113号
本体1,700円+税〈2017年11月30日発行〉
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