ふだんあまり働かないのに、今週は十日くらい働いた。できれば八日くらいに留めておきたかった。アジ釣り行きたかった。
「一週間に十日来い」が1962年で、「Eight Days A Week」が1964年。だからといって五月みどりのほうがビートルズより上とはかぎらない。個人的にはどっこいどっこいじゃないかと。
藤井新六段と同じ15歳のときは河口湖のランカーバスが釣れなくて夜も眠れなかったし、ゆずるくんと同じ23歳のときは北海道の50オーバーのニジマスが釣れなくて夜も眠れなかった。いま来週入稿の釣りの本が終わらなくて夜も眠れない。ぢっと手をみる。我が生涯に一片の悔い無し。いや、まだ今年のオイカワは釣ってない。
ひょっとして自分はこの本を作るために生まれてきたんじゃないか。それは気の迷いだ。ここは社運をかけて100万部くらい印刷しよう。それはやめとけ。100万部じゃなくて1000万部刷ろう。それならいいんじゃないか。とか、すでにまっとうな判断がぜんぜんできなくなっている「海フライの本3」入稿直前です。