単行本新刊、クマの本『ムーン・ベアも月を見ている』(山﨑晃司)へ、各界から反響をいただいている。釣りの人(釣りが好きな人たちのこと)、山の人(山歩きが好きな人たち)からのご感想をとくにたくさんいただく。が、肝心のクマの人たち(クマのことが好きな人たち)から聞こえてくる声が少ない。
クマの人たちも、ちゃんと読んでくれてはいるらしい。著者に直接、今度の本面白かったですよ、とか、この章がよかったですね、とこっそり言ってきてくれているという。親切なことには誤字・脱字もきっちり指摘してくるという。でも公の場では、たとえばアマゾンのレビューとかには、クマの人たちは本の感想を書いてくれない。なんで?
不審に思っていたところ、ご自身もクマの人であるところの山﨑さんが教えてくれた。表だって反応しないのが、クマの人の常態なのです、と。なんとまさに恥ずかしがりやのクマのようではないか。ムーミンっぽくもある。
ぜひ『ムーン・ベアも月を見ている』のPRに協力してください、クマの人たち。
もじもじしないで。
あらまあ、どうして。けど、でも。
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昨日はそのクマの山﨑さんと、多摩川でマルタウグイ釣りをした。『ムーン・ベアも月を見ている』の発行と好評を祝しての、ささやかで楽しい打ち上げです。
動画の中で『フライの雑誌』122号が紹介されています。
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