これでオイカワ釣ったらきっと楽しい。

著名イラストレーターさんが、某政党からの依頼で権力者のイラストを描いた。その仕上がりが素人目にもお粗末なのはこの際おいておくとしても、あまりにあからさまな太鼓持ちぶりが話題になっている。

昔からのファンを中心に、いくらなんでも、いくらなんでもそりゃないよ、という疑問と批判の声が多数あがっている。それに対して、プロなんだから、依頼主の要望に応じてプロとしての仕事をしただけだ、と庇う人々もいる。

十数年以上前のこと、広告制作を職業にしている友人は、核燃サイクルPRの超高額ギャラ仕事を請けそうになって、すんでのところで思いとどまったという。ある作家さんは電力会社から1時間ン百万円の講演を依頼されて、即座に拒否ったと聞いた。

プロだってフリーランスだって、仕事は選べる。

仕事を選ばないプロもいる。

それだけの話。明解だ。

おとといから今日にかけて、次の本絡みでこちらからの頼み事があって、一年ぶり、四年ぶり、二年ぶり、三年ぶりの四人に電話。近況報告などそれぞれ長話。用件は皆さんご快諾してくださってよかった。メールでもいいけど、たまに気が向いたら電話できる関係がいい。そんな距離と質をお互いに維持してきた時間って、なんか間違ってなかった気がする。だからよけいにうれしい。

今日の午後、近所の子どもが編集部へ顔を出した。「今から川行って、ハヤ釣れるかなあ。」と茫洋としたことを聞いてきた。ぬるい。なんとぬるい問いかけだろう。「夕方のほうがいいけど下の橋の下50mのまっすぐな瀬。ちっちゃなニンフをあんま釣り。ハリスはゼロヨン。」と、きわめてプラグマティックに回答してやった。

二時間後、「釣れたー。」の声。

あたりまえだ。

こっちはなにしろいまオイカワの本を作ってるんだぞ。

50年くらい前のリールに30年くらい前のシルクラインを巻き直した。これでオイカワ釣ったらきっと楽しい。

今日はカラスのソフトハックル22番を水面に貼り付かせてピクピクさせるのがよかった。

今日もたくさん釣れた。もう帰ろう。おなかもすいたし。

川のなかに立っている釣り人ならではの構図。オイカワ釣りをしているとこういう景色にしょっちゅう出会います。

5月発売『身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック

フライの雑誌-第116号 小さいフライとその釣り 隣人の〈小さいフライ〉ボックス|主要〈小さいフック〉原寸大・カタログ 全88種類|本音で語る〈小さいフライフック〉座談会|各種〈小さいフライフック〉の大検証|〈小さいフライ〉の釣り場と釣り方の実際|〈小さいフライ〉エッセイ 全60ページ超!
70年ぶりの漁業法改変に突っ込む|もっと釣れる海フライ|新刊〈ムーン・ベアも月を見ている〉プレビュー掲載
第116号からの【直送便】はこちらからお申し込みください 2019年2月14日発行

[フライの雑誌-直送便] 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。第116号は2月14日発行

「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」

ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線 山﨑晃司著
フライの雑誌 第115号 水面(トップ)を狙え! 水生昆虫アルバム〈BFコード〉再考 | ゼロからわかる 漁協ってなんだろう 表紙写真 岩谷一
フライの雑誌-第114号特集1◎ブラックバス&ブルーギルのフライフィッシング 特集2◎[Shimazaki Flies]シマザキフライズへの道1 島崎憲司郎の大仕事 籠城五年
フライの雑誌 113(2017-18冬春号): ワイド特集◎釣り人エッセイ〈次の一手〉|天国の羽舟さんに|島崎憲司郎
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フライの雑誌-第112号 オイカワ/カワムツのフライフィッシング(2)
フライの雑誌-第111号 よく釣れる隣人のシマザキフライズ Shimazaki Flies
フライの雑誌社の単行本新刊「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」
島崎憲司郎 著・写真・イラスト「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
〈フライフィッシングの会〉さんはフライフィッシングをこれから始める新しいメンバーに『水生昆虫アルバム』を紹介しているという。上州屋八王子店さんが主催している初心者向け月一開催の高橋章さんフライタイイング教室でも「水生昆虫アルバム」を常時かたわらにおいて、タイイングを進めているとのこと。初版から21年たってもこうして読み継がれている。版元冥利に尽きるとはこのこと。 島崎憲司郎 著・写真・イラスト 水生昆虫と魚とフライフィッシングの本質的な関係を独特の筆致とまったく新しい視点で展開する衝撃の一冊。釣りと魚と自然にまつわる新しい古典。「新装版 水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW」
新装版 水生昆虫アルバム(島崎憲司郎)
『葛西善蔵と釣りがしたい』(堀内正徳)
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