月刊「山と渓谷」に連載が始まったときから、ずっと好きで読み続けていた樋口明雄さんの『北岳山小屋物語』が、一冊の単行本にまとまりました。
あたたかみのある樋口さんの地の文章は、聴き書きものにぴったり。しかも山小屋の管理人さんを訪ねて書いてもらうなら、南アルプスの麓に長年暮らして、北岳周辺をホームとしているリアル山ヤの樋口さん以外に適任者は考えられない。
そこをアッセンブリーしたのは、さすが山のプロ、山渓さんのお手柄だと思います。
仰々しすぎず落ち着いた造本です。電子版にはない手触りの温もりがうれしいです。
本書は樋口さんにとっては初めてのノンフィクション本(実話怪談ものは除く)。樋口さんの初めてのエッセイ本は、フライの雑誌社から2010年に出た『目の前にシカの鼻息』です。
初めてつながりで、『北岳山小屋物語』の著作紹介欄に、『目の前にシカの鼻息』も載っていると期待したらなかった。だから二冊並べて撮影しました。雰囲気がちょっと似ています。
樋口さんファンにはぜったい的に両方おすすめです。と思ってたら取次さんから『目の前にシカの鼻息』の注文をいただきました。よかったです。
樋口明雄さんには次の〈フライの雑誌〉第119号にも、連載エッセイをご寄稿いただきます。どうぞお楽しみに。


目の前にシカの鼻息〈アウトドアエッセイ〉樋口明雄著


シマザキデザイン・インセクトラウトスタジオのアシスタント山田二郎さんによる〈シマザキ・ガガンボ〉最新版のタイイング。ストレッチボディとマシュマロファイバー、CDCで構成されている。シンプルでユニーク、使い勝手は最高。次号で紹介。
2019.12. 26.桐生にて

フライの雑誌社が初めて出展します。
第31回 つるや釣具店 ハンドクラフト展
2020年 2月21日(金)、22日(土)、23日(日)

『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。

フライの雑誌-第118号|フライの雑誌 118(2019秋冬号): 特集◎シマザキ・マシュマロ・スタイル とにかく釣れるシンプルフライ|使いやすく、よく釣れることで人気を集めているフライデザイン〈マシュマロ・スタイル〉。実績ある全国のマシュマロフライが大集合。フライパターンと釣り方、タイイングを徹底解説。新作シマザキフライも初公開。永久保存版。|島崎憲司郎|備前 貢|水口憲哉|中馬達雄|牧 浩之|荻原魚雷|樋口明雄


「ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線」 ※ムーン・ベアとはツキノワグマのことです。


フライの雑誌 117(2019夏号)|特集◎リリース釣り場 最新事情と新しい風|全国 自然河川のリリース釣り場 フォトカタログ 全国リリース釣り場の実態と本音 釣った魚の放し方 冬でも釣れる渓流釣り場 | 島崎憲司郎さんのハヤ釣りin桐生川






