まだクマニュースが多い。
世の中にはクマ本と呼ばれる書籍がたくさんあります。
クマが恐ろしい表情でグワーッとやっているイラストとか、「襲う」の単語を強調するタイトルの書籍が、各出版社から何冊か出ています。
そういう扇情的な態度こそが、じつはクマと人間との無用な軋轢を引き起こす、元凶だと思っています。
とくにアウトドア系の版元の、クマへの恐怖心をあおって本を売ろうという、売らんかな主義に対して、自分はかなり批判的です。
「危険生物」ってなんなの。
われわれが危険生物。
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フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。