開高健さんが、長良川河口堰反対運動の際に、「ダムのない川の一本くらい残せんか!」と、どこかで書いていたことを、ふと思い出した。
どこでだったかが気になる。いったん気になりだすと落ち着かない。本棚を探した。
3時間後、発見した。
書いていたのではなく、言っていた。そして正しくは、
「日本の川の一本や二本、手つかずで残さんか!」
だった。
長良川河口堰反対運動を扱った「フライの雑誌」第8号(1989)で紹介していた、毎日新聞の記事でだった。
机からくるりと振り向いて、背後に常時セットされている、タイイングバイスの前に屈み込む。オポッサムに軽くヘアーズイヤーのガードヘアを混ぜてみよう、TMC2487の22番でやってみよう、とかひとりごちながら。
最初の「開高さんの長良川」から、いつのまにか「小さいピューパのタイイング」になっている。もちろん、すぐ川で使いたいから、今日の夕方はオイカワでも釣りに行くことになる。
つまり、フライフィッシングとはこういう一連の楽しみです。
とぎれないループのつながりです。
美空ひばりさんも聴きたくなってきたぞ、と。
フライフィッシングがあると人生は楽しい。
たぶん。
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「2022年小さい方のカレンダー」は、【フライの雑誌-直送便】お申し込みの方へ、もれなく第123号に同梱してお送りしています。
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『フライの雑誌』第123号
定価1,870円(税込み) 本体1,700円+税
(2021年10月15日発行)
ISBN 978-4-939003-87-5
釣れるスウィング
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シンプル&爽快 サーモンから渓流、オイカワまで
アリ・ハート氏の仕事 Ari ‘t Hart 1391-2021
フライフィッシング・ウルトラクイズ!
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