『海フライの本3』の中馬達雄さんと電話でお話しした。中馬さんから、「今回は連載のゲラが出るのずいぶん遅いけど、怠けてたの? それとも釣り行ってたの?」と聞かれた。「両方です。」とモゴモゴ言うしかなく。
それで思いだしたことがある。
昔イエローストンへ一人で釣りに行った時、入った釣り具屋の店員さんから、「明日はどこへ行くんだ?」と聞かれた。「グレイリング湖でグレイリングを釣る。川でブルックも釣りたい。」とわたしは答えた。
「あんだって?」
店員さんはアメリカ人特有のけげんな表情をした。〝グレイリング湖はトレッキングだぜ。遠いぜ。欲張りだな。〟くらいの反応だろうが、必要以上にオーバー・リアクションに感じた。なんだよ、ばかにすんな。
「両方釣るんだよ。」と言いたかった。そういうときだけ英単語がするっと出てくる。「両方」は「both」だ。わたしは「both!」と言った。
すると思いのほか大声になった。店中の客と店員がいっせいに振り向いて、
「いえーい、やっぱbothだよな!!」
とウケた。
いま思うと、あれはわたしの発音が面白かったんじゃないか。
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今年6月、中馬さんの「夢屋」におじゃまして、12番ロッドのキャスティングをちょこっとだけレッスンしてもらった。10番、12番なんていう高番手ロッドは重いと思ってるみんな、レッスンしてもらうといいです。まじで目からウロコの体験でした。
『フライの雑誌』次号126号は11月下旬発行予定のはずです。
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