釣り師の立場からは、ダムは生物多様性の最大の敵だと思ってる。その点で共闘できる人がたくさんいることを期待してる。生物多様性とくれば、やれ〝池の水を〟とか、〝駆除しよう〟じゃなくってさ。
ダムだの原発だの大規模乱開発だの、あからさまに影響力の桁違いな相手を見ないふりして、物言えぬ小さな生き物たちをやり玉にあげてみても、詮ないことだ。それは弱いものいじめに近い。
結果的にもっと大きな敵に与することにつながる。
残念な情報ですが、熊本県民がダム建設反対運動を進めていた熊本県の白川の立野(たての)ダムの工事が進み、試験湛水の時期を11月以降とする方針となりました。
立野ダムは流水型ダムとして造られつつありますが、立野ダム工事事務所の立野ダム本体工事進捗状況の写真(下記【参考1】)をみると、流水型ダムといっても、「自然に優しい」という話はまゆつばものであることがよくわかります。
立野ダムは見直しの対象でしたが、2012年12月に継続が決まりました(下記【参考2】を参照)。その後、事業費が増額され、1270億円になりました。
立野ダムに対して、熊本県民の反対運動が展開されましたが(下記【参考5】を参照)、まことに残念ながら、2023年度完成の予定となりました。
(水源開発問題全国連絡会 2023年2月11日)
白川上流に現在、建設中の国が直轄する初の流水型ダムである立野ダムについて運用開始を前に試験的に水を貯める『試験湛水』の検討委員会の初会合が8日、熊本市で開かれました。建設中の立野ダムは、ことし4月にはダム本体の設置が完了する予定です。
(テレビ熊本2023年2月8日 水曜 午後9:00)
動画の中で『フライの雑誌』122号が紹介されています。
…