カブラー斉藤さんからだいぶ遅れて原稿ついた。
怒りの編集部ったら読まずに消した。
ということはなく、深夜だがさっそく読んだ。
アンティーク・フライリールについての、細かいほんとに細かい、ネジの端っこの角を眺め回すような(文字通り)、しかも超個人的な、つまり世の中のほとんどの皆様の明るい未来には、正直まったく関係ない話。
ほんとに細かいので、自分には半分くらいしか理解できないが、原稿を読んでいて、不本意にも何回かお茶を噴かされた。ほほう、へえ、という新しい知見も得た。少し賢くなったみたい。深夜のため息。いいじゃんこれ。
こういうのを面白い原稿というんだな。書いたのがカブラーだってのがなんかちょっと悔しい。
フライフィッシングという極端に限定したジャンルのアホみたいに激レアな雑誌を、これだけ長いこと続けているのに、まだまだ新しい発見がある。うれしい。
世の中的にはどうでもいいフライフィッシングとか、お魚釣りとかでみんなが遊んでいれば、そのうち世界は平和になるはず。
たとえば都内もしくは近郊に暮らしている子どもが、学校帰りに釣りでもしようかと思うとする。いま四〇代半ばのわたしが子どもの頃には、ザリガニを追いかけ、クチボソやフナっことウキ釣りで遊べる用水路や水たまり、川が近くにあった。いまそれらの水辺はない。
今年のつるやハンドクラフト展では、6階でやっていたスポーツフィッシングフェスから、ルアーメーカーの若い人が来てくれて、お話ができた。この本前から読みたかったんです、って言って『桜鱒の棲む川』を買ってくれた。今の釣り業界を若い人が変えていってほしい。使えるなら使ってください。 pic.twitter.com/1M6z26fhdB
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) February 24, 2023
動画の中で『フライの雑誌』122号が紹介されています。
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