漁民が反対する原発汚染水放出へ、
なにも言えない、なにも言わない水産庁。
その役割と信頼度とは。
福島県漁連は30日、いわき市の県水産会館で総会を開き、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に対し、「反対であることはいささかも変わらない」とする特別決議を全会一致で決議した。 …全国漁業協同組合連合会(全漁連)が22日の総会で同様の特別決議を承認したのを踏まえて決めた。 …野崎哲会長は「全漁連とともに処理水の陸上保管を国と東電に求めていくが、
福島民報 2023/07/01 09:22
『黒い海』を読んで、これまで枠にはめて県漁連会長を特別視していたが、野崎社長を一漁業者、一経営者として見ることも必要だと感じている。実際、今年五月二七日の朝日新聞の大きなインタビュー記事で、「処理水放出 反対の胸中 ここで漁続けたい『安心』やっとの時 国は約束を守って」と県漁連会長としての反対を掲げる思いを述べている。
しかし、国と東電は六月にも放流管の工事を終え、夏には一キロ沖から放射能汚染水の放出を強行しようとしている。県漁連も全漁連も世論も反対しているので筆者として言うべきことはないが、次のことだけは言っておきたい。
海をゴミ捨て場にしないために凍土壁で止められない地下水の流入対策として大型の水抜き井戸を多数設置したり、有効な広域遮水壁を設置する。米国サバンナ・リバー核施設の廃水に対して現在行われているモルタル固化による永久処分。これは二〇一六年経産省で選択肢のひとつとして検討されている。
実は今回の福一からの廃炉のために必要と言っている放射能汚染水の意図的海洋放出というのは初めてではない。
建設中の青森県六ヶ所村の再処理工場が予定通りであれば、二〇〇五年の運転開始から大量の放射能汚染水を国が認めて放流管で放出することになっていた。
この予定が現在どうなっているかというと ……
(釣り場時評101 『荒地の家族』と『黒い海』 東日本大震災と原発事故から12年|水口憲哉)
フライの雑誌-第128号
特集◎バラシの研究
もう水辺で泣かないために
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フライの雑誌 124号大特集 3、4、5月は春祭り
北海道から沖縄まで、
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その時使うフライ
ずっと春だったらいいのに!