〝フライフィッシングは古臭い釣り〟という若い人の感覚があると聞いた。とすれば、古臭いように感じさせてきた側にもちろん問題がある。
釣り自体が古臭い趣味という指摘には同意しても、常に最新を追い求め、進化を重ね続けて早や三百数十年たったのが、私たちが楽しんでいる現代のフライフィッシングである。
自然は気の遠くなるような時間をかけて、徐々に変化していく。本来、私たちが人生を終えてゆく間に、その変わりように気づけるものではない。たった何十年で身の回りの自然を変えなければ生きられないところに、人間の罪深さがある。
そもそも自然を相手とする趣味において、新しいも古臭いもどうでもいい話である。ではあるが、〝フライフィッシングは古臭い釣り〟と言われてしまうと、それはちょっとどうなのよ、と思ってしまう。
全然違いますよ、ねえ。
というわけで、「フライの雑誌」次号132号のテーマは〈新しい釣り〉です。人ぞれぞれに、いろんな新しい釣りがあります。2024年11月に発行予定です。
フライの雑誌 125(2022夏秋号)
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Flyfishing with kids.
一緒に楽しむためのコツとお約束
子供と大人が一緒にフライフィッシングを楽しむためのコツとお約束を、子供と大人で一緒に考えました。お互いが幸せになれるように、子供が子供でいられる時間は本当に短いから。
子供からの声(10〜12歳)|大人からの声|水産庁からの声|子供と遊ぶための道具と技術と心がまえ|釣り人の家族計画|イギリスの場合|「子供釣り場」の魅力と政策性
特別企画◎シマザキワールド16 島崎憲司郎
座談会「みんなで語ろう、ゲーリー・ラフォンテーン」
そして〈シマザキフライズ〉へ
ちっちゃいフライリールが好きなんだ|現役で使えるグリーンハート製ロッド大集合!|湯川の娘 知来要|カワムツはいつ、どこから来たか|海女のゆく末|メガソーラーの問題点
水口憲哉|中馬達雄|川本勉|斉藤ユキオ|カブラー斉藤|大木孝威|荻原魚雷|樋口明雄|島崎憲司郎