公開シンポジウム
「クマ、シカ、カモシカは茨城県にいるの?—変わりゆく野生動物の分布—」
2024年11月16日(土曜日)13時30分~16時00分(受付13時から)
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
3F 映像ホール(茨城県坂東市大崎700)
茨城県は全国的にも珍しいクマやシカ、カモシカはいない県と考えられてきました。しかし、徐々に目撃が増えてきたり、200年以上前には分布していた記録があったりと、野生動物の分布は人との関わり合いのなかで常に変化しています。…
ニホンジカの侵入状況分析や、アライグマなどの身近なほ乳類、近年、茨城県に侵入した特定外来生物のキョンなどについて、県内の研究機関に在籍する3名による最新の話題提供を行います。
「野生動物の分布は人との関わり合いのなかで常に変化」という言葉が深いです。
茨城県自然博物館は先駆的な展示で定評のある、とてもきれいな博物館です。
【公開記事】人が作る虫、博物館のフライ|茨城県自然博物館のシマザキフライズ
当時の企画者で茨城県自然博物館の主席学芸員だった山﨑晃司さんは、現在東京農業大学教授で『ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線』の著者です。「山と溪谷」社のYouTube動画は、3日間で3万回視聴と注目されています。プロフィール欄で『ムーン・ベアも月を見ている』を紹介していただきました。
北米あたりのビックリドッキリ動画で、自分の家の車庫から車を出そうとしたらクマが出てきて追い払ったり、ベランダからリビングへクマが訪ねてきたのを追い払ったり、街の歩道を普通にクマが歩いているのを追い払ったり、というのがたくさんあります。基本は追い払ってる。
人間の居住圏にクマが顔を出したら最後 → 通報 → マスコミ大騒ぎ → 殺して排除 という日本の長年の対処方法にも、ブラッシュアップが求められているかもしれません。まず私たちがクマのことをよく知ることが大切です。いま日本にクマが何頭いるかすら正確には分かっていないのです。
くわしい提案は『ムーン・ベアも月を見ている』に掲載されています。今回の山﨑さんの動画でも語られています。動画の最後の山﨑さんの言葉は、『ムーン・ベアも月を見ている』にも出てくる素敵な言葉です。ぜひ受け取ってみてください。
「フライの雑誌」次号第132号のご案内ページを公開しました。
特集1◎新しい釣り Try New Things 世界を広げる。脱マンネリズム。|特集2◎シマザキフライズはどうなっているのか 島崎憲司郎|釣人専門官ってなぁに 日本釣り場論|釣るためのトラディショナル・スペイキャスト 総まとめ|水口憲哉 新刊『元気な漁村』
2024年11月末の発売予定です。
どうぞ第132号もよろしくお願いします!