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わたしのオイカワ釣り場が潰され始めた。｜2016年1月14日

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国交省京浜河川事務所へのお願いむなしく、第107号にも書いた、わたしの愛しているオイカワ釣り場が、今朝（2016年1月14日）から潰され始めた。

自分が生きがいにしている釣り場が、潰れていくのを見るのは、たいへんつらい。強姦されている気分だ。

しかしこれから工事が終わるまで、自分はこの光景を観察しつづけよう。

>　わたしのオイカワ釣り場を工事するという。【まとめ】

2015年12月9日、京浜河川事務所の担当者さんと現場で話し合った。わたしの友人が急きょ来てくれた。その時に京浜河川事務所から見せられた施工図面。「これで上のほうには許可をとっています」とのこと。〝上のほう〟というのは「工事全体のマネジメントをしています。」と言ったその口で、わたしがスケジュールを聞いたら「工事のスケジュールは知りません」と平然と言い放った、京浜河川事務所鶴見本所の若い工務課の担当者さんのことだろうか。
2015年12月9日、京浜河川事務所の担当者さんと現場で話し合った。わたしの友人が急きょ来てくれた。その時に京浜河川事務所から見せられた施工図面。「これで上のほうには許可をとっています」とのこと。〝上のほう〟というのは「工事全体のマネジメントをしています。」と言ったその口で、わたしがスケジュールを聞いたら「工事のスケジュールは知りません」と平然と言い放った、京浜河川事務所鶴見本所の若い工務課の担当者さんのことだろうか。
工事図面を見たエンジニアの友人が言うには、「河が平らにされるね」とのこと。
一般常識からずれているのは承知の上で、「わたしの釣り場を勝手に工事するな」とわたしは大きな声で言いたい。
よくよく聞いてみれば、京浜河川事務所は、浅川の別の場所での工事のために、単に土砂が欲しかった。今回の「土砂採取工事」には、候補地が三カ所あった。その内のひとつが、この長沼橋だった。そして何らかの理由で、今回は長沼橋から土砂を取ることになったということだ。であれば、長沼橋付近が危険だから緊急に工事しなければならない、と言っていた京浜河川事務所の当初の主張は何だったのか。べつに長沼橋が工事でやられなくてもよかったということだ。
工事図面を見たエンジニアの友人が言うには、「河が平らにされるね」とのこと。よくよく聞いてみれば、京浜河川事務所は、浅川の別の場所での工事のために、単に土砂が欲しかった。今回の土砂採取工事には、候補地が三カ所あった。その内のひとつが、この長沼橋だった。何らかの理由で、三つの候補地の内から、今回は長沼橋が工事されることになった。であれば、長沼橋付近が危険だから緊急に工事しなければならない、と言っていた京浜河川事務所の当初の主張は何だったのだ。べつに長沼橋が今すぐ潰されなくてもよかったということだ。
2016年1月14日、長沼橋から下流をのぞむ。
2016年1月14日、長沼橋から下流をのぞむ。ガリガリやっている。
ガリガリやっている。そこはわたしが愛しているオイカワ釣りのポイントだ。川岸はエビやドジョウやヨシノボリやカワムツや、いろんな生物のすみかになる。ガリガリやっている。
わたしがいつも立ち込んでいる、オイカワ釣りのポイントだ。春になれば、岸はエビやドジョウやヨシノボリやカワムツや、いろんな生物のすみかになる。そこをガリガリやっている。
対岸からガリガリの現場を見る。ずっと見ていた。
対岸からガリガリの現場を見る。ずっと見ていた。
長沼橋から下流をのぞむ。手前にたくさん見える魚影は、長沼橋上流の湯殿川の深みが昨年末の工事で潰されて、そこで暮らしていたコイがこちらに逃げてきたから。かわいそうだけれど、君たちはここにもいられなくなる。
長沼橋から下流をのぞむ。手前にたくさん見える魚影はコイ。すぐ上流の湯殿川が昨年末の工事で潰されて、そこで暮らしていたコイがこちらに逃げてきた。君たちはここにもいられない。

『フライの雑誌』第106号｜〈2015年9月12日発行〉｜ 大特集：身近で深いオイカワ／カワムツのフライフィッシング─フライロッドを持って、その辺の川へ。｜オイカワとカワムツは日本のほとんどどこにでもいる魚だ。最近になって、オイカワとカワムツがとても美しく、その釣りは楽しく奥深いことを、熱く語るフライフィッシャーが増えている。今号ではオイカワとカワムツのフライフィッシングを、大まじめに真っ正面から取り上げる。この特集を読んだあなたは、フライロッドを持ってその辺の川へ、今すぐ釣りに行きたくなるでしょう。 新連載　本流の［パワー・ドライ］ Power Dry Flyfishing　ビッグドライ、ビッグフィッシュ｜ニジマスものがたり
『フライの雑誌』第106号｜〈2015年9月12日発行〉｜
大特集：身近で深いオイカワ／カワムツのフライフィッシング｜オイカワとカワムツのフライフィッシングを、大まじめに真っ正面から取り上げました。この特集を読んだあなたは、フライロッドを持ってその辺の川へ、今すぐ釣りに行きたくなるでしょう。
新連載　本流の［パワー・ドライ］ Power Dry Flyfishing　ビッグドライ、ビッグフィッシュ｜ニジマスものがたり
特集◎１　再発見・芦ノ湖の鱒釣り ブラウントラウト、サクラマス、ニジマス、イワナ… 箱根・芦ノ湖の今と可能性を考える ●箱根山塊の雄大な景観の中でフライフィッシングを楽しめる神奈川県の芦ノ湖は、国内では貴重なマスの釣れる自然湖だ。芦ノ湖を愛して関わってきた多くの人々の想いを縦軸に、魚たちの暮らしを横軸に、’80年代以降現在までの芦ノ湖の姿を振りかえり、今後の望ましいありようを考えます。 特集２◎ シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生　tyer 島崎憲司郎 ※第107号は大ボリューム144ページ
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●箱根山塊の雄大な景観の中でフライフィッシングを楽しめる神奈川県の芦ノ湖は、国内では貴重なマスの釣れる自然湖だ。芦ノ湖を愛して関わってきた多くの人々の想いを縦軸に、魚たちの暮らしを横軸に、’80年代以降現在までの芦ノ湖の姿を振りかえり、今後の望ましいありようを考えます。
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※第107号は大ボリューム144ページ