釣った魚をふたりでたべたあとで。
「そんなにうまいかい。」
「ああ、うまかった。ところできみなんていうの」
「スナフキン。」
「どこからきたの。」
「あっちさ。」
「どこへいくの。」
「こっちさ。あてはないのさ。気の向くまま、風の吹くまま、ぶらぶらとね。」
「へえ、かわってるんだなあ。きみのくにはどこ。」
「故郷はべつにないさ。しいて言えば地球かな。」
「さびしくないの」
「時にはね。でもおれには旅があるよ。」
「旅。」
「そう、おれは決めたんだ、世界じゅうを歩いてみようとね。いちど決めたら最後までやりぬく、それがおれの人生さ。」
「一度決めたら最後まで。」
スナフキン、最初はとっつきにくい感じ。中学生のころ、奥多摩で、こういうことばかり言うおっさんフライマンに会った。今なら言える。おまえはスナフキンかと。
原作だとムーミンもなんかむかつく、腹立たしい生き物。ベビーフェイスになったのは岸田今日子さんのおかげ。ちなみにムーミンパパは1925年生まれの45歳。
阿佐ヶ谷、調布、高幡不動、自分が暮らしてきた町には書原があって、ここが最後の書原だった。楽しめる書店さんだった。 https://t.co/6V6XPTpcEw
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) December 5, 2023
フライの雑誌 124号大特集 3、4、5月は春祭り
北海道から沖縄まで、
毎年楽しみな春の釣りと、
その時使うフライ
ずっと春だったらいいのに!