海の向こうの一平さんのギャンブル依存症。
自分は立川駅南口で15の夏に出会ったパチンコに、人生のどれくらいを注ぎ込んだか分からない。真夏炎天下の日払いバイトで得た5500円を帰り道でスったこと数知れず。すぐアツくなるわりに、基本投げやりの敗北主義である。賭け事系は向いてない性格だ。
阿佐ヶ谷と新宿二丁目に暮らしてた頃が一番ひどかった。〈移住計画〉特集で、「仕事が楽しくないと釣りも楽しくない」という意見があった。自分は当時、仕事はともかくプライベートがよくなかった。出先から帰ると毎日毎晩駅前の、人ごみと騒音の中へ吸い込まれていった。そういうところ嫌いなはずなのに。
バンバンバザールに「4時間座っていたけれど」という歌がある。4時間座っていたけれど儲けもなければ損もなし、という。自分は通算何千時間をパチンコ店で過ごしただろう。損だらけといえば損だらけ。よく生きのこった。どこかで死んでいても全然おかしくなかった。
座っていた理由は、うちには帰りたくなかったから。生きていればとくに若い頃は色々ある。30過ぎて精算した。いわば損切りだ。と言うには哀しすぎる、おれの若い頃。そんなに悪い時代でもなかったと思いたい。
多摩川の畔に引っ越した。以来、賭け事一般、今は全くやろうと思わない。ゼロだ。自分にとってのパチンコは代替行為だったのかな。釣りの。釣りはずっとやってるけど、たしかにあの頃はそれほどでもなかった。なんだったんだろう、あの日々は。あれが依存症と呼ぶべき謎の時間なのか。大友克洋の言う、軽微な自殺願望的ななにか。
下の写真は、昨日友達が送ってくれたフライだ。こういうの見て「ちっちゃ!」とか言ってる方が、パチンコよりはるかに明るく楽しく元気になれる。しかもこれで尺ヤマメが釣れるんだから。今はフライフィッシング依存症である。
オンライン書店での扱いが始まりました。
honto 在庫ありhttps://t.co/guu6ZUI3AX
楽天ブックス 在庫ありhttps://t.co/9tK3zB7WAi…
アマゾン 在庫ありhttps://t.co/Ldvtbz27BV pic.twitter.com/ZcJktERIYc— 堀内正徳 (@jiroasakawa) March 18, 2024
吉田類さん酒場放浪記に武蔵境のLoop to Loopさんが。タイイング体験(呑んでる)。https://t.co/mDNj5BXMif pic.twitter.com/GwIg76XIzN
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) March 21, 2024
フライの雑誌 125(2022夏秋号)
> くわしい内容はこちら
Flyfishing with kids.
一緒に楽しむためのコツとお約束
子供と大人が一緒にフライフィッシングを楽しむためのコツとお約束を、子供と大人で一緒に考えました。お互いが幸せになれるように、子供が子供でいられる時間は本当に短いから。
子供からの声(10〜12歳)|大人からの声|水産庁からの声|子供と遊ぶための道具と技術と心がまえ|釣り人の家族計画|イギリスの場合|「子供釣り場」の魅力と政策性
特別企画◎シマザキワールド16 島崎憲司郎
座談会「みんなで語ろう、ゲーリー・ラフォンテーン」
そして〈シマザキフライズ〉へ
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