『フライの雑誌』次号第108号は4月発行です。

『フライの雑誌』の最新第107号は、すでに在庫がなくなりました。今日もショップさんからせっかく第107号の追加をもらったのに、もう送れません。ああ、こんなに切ない気持ちは久しぶりです。第107号の残りは、現在市場に出回っている分だけです。ご興味があって未入手の方はどうかお買い逃しのないようにお願いします。

最近、親しい友人から、「第107号はなんで売れてるの?」と聞かれました。わたしは「えー、分かんない。」と答えました。それが分かったら今ごろ。

とはいえ第107号の特集2本だては強力でした。第一特集の芦ノ湖特集の目をみはる濃密さと、第二特集のシマザキフライズへの期待感から、ふだん本誌を手にとらない方も、107号を手にとってくださったのだと思います。

そして、これは編集部が言うのもなんですが、現在の『フライの雑誌』の連載陣は、きわめてクオリティが高いです。それぞれ揺るがぬ独自の世界観のもと、新規感と緊張感にあふれた記事を、毎号きっちり寄せていただいています。〝次号のネタがなくてさ〟と薄笑いするような方は一人もいません。

長く続いている雑誌にはマンネリがつきものです。しかし『フライの雑誌』の場合、現在誌面に参加してくださっている寄稿者さんや、あるいは読者さんが、新しい寄稿者さんを勝手に見つけてきてくれます。

編集部の知らないところで、勝手に見本誌を送り、勝手に企画を立て、勝手に原稿を依頼し、先方に寄稿の了承をもらってから、「面白い人がいるよ。」と、編集部に紹介してくれます。勝手に原稿料の額まで決められていたこともあって、あのときはさすがに焦りました。

価値観を共にする寄稿者さんや、読者さんが紹介してくれる相手は、面白いに決まっています。編集部は黙って座っているだけで、すばらしい出会いが次々にやってくるというわけです。

皆さまのこのようなありがたい芋づる式応援のおかげで、『フライの雑誌』は常に新しい出会いと発見に恵まれています。その結果として楽しい誌面を作れています。ただただ感謝するばかりです。

『フライの雑誌』次号第108号は4月発行です。どうぞ今後ともよろしくお願いします。

芦ノ湖の釣り(2015年)
芦ノ湖の鱒釣り(2015年)
芦ノ湖の釣り(2015年)
芦ノ湖の鱒釣り(2015年)
特集◎1 再発見・芦ノ湖の鱒釣り ブラウントラウト、サクラマス、ニジマス、イワナ… 箱根・芦ノ湖の今と可能性を考える ●箱根山塊の雄大な景観の中でフライフィッシングを楽しめる神奈川県の芦ノ湖は、国内では貴重なマスの釣れる自然湖だ。芦ノ湖を愛して関わってきた多くの人々の想いを縦軸に、魚たちの暮らしを横軸に、’80年代以降現在までの芦ノ湖の姿を振りかえり、今後の望ましいありようを考えます。 特集2◎ シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生 tyer 島崎憲司郎 ※第107号は大ボリューム144ページ
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特集◎1 再発見・芦ノ湖の鱒釣り ブラウントラウト、サクラマス、ニジマス、イワナ… 箱根・芦ノ湖の今と可能性を考える ●箱根山塊の雄大な景観の中でフライフィッシングを楽しめる神奈川県の芦ノ湖は、国内では貴重なマスの釣れる自然湖だ。芦ノ湖を愛して関わってきた多くの人々の想いを縦軸に、魚たちの暮らしを横軸に、’80年代以降現在までの芦ノ湖の姿を振りかえり、今後の望ましいありようを考えます。
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シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生 tyer 島崎憲司郎
【新刊】山と河が僕の仕事場|頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから(牧浩之著)
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