I師匠への手紙 「ライズがとれる、とれるぞ」

I師匠へ。

今日はまだ増水の名残でニーブーツでは対岸へ渡れませんでした。堰堤上の尻で2匹、堰堤下の瀬はあいかわらずダメ。

足が痛くなる護岸のプールの真ん中より下で1530からライズが始まり、1600でピークになりました。TMC206BLの22番に巻いた濃いグレーのマイクロ・クロスオーストリッチで、調子よく釣れました。クロスオーストリッチはやっぱり釣れますね。

1615すぎから反応がシブくなったので、同24番へデミサイズに巻いた例のオーストリッチハックルのミッジ(先週、桐生で山田二郎さんに見せてもらったやつです)に替えたところ、入れ食いが続きました。

だいぶ満足して、1630で釣りはおしまい。

土手を歩いていたら、W夫妻にばったり会いました。

 「んむははは、ライズがとれる、とれるぞ」。これはムスカのアレなんだけど、ちょっと遠いか。

クロスオーストリッチのバリエーション、TMC206BLの24番にリーダーグリースべちょべちょ。BFコードはツルシ。ライズへやわらかくプレゼンテーションして3秒で出なければかすかに引いてあげると、プルプルプルとロッドティップへワカサギのような心地よいアタリが。

すかさずソフトにティップを回転させてラインでアワせ、そのままラインを持った手をにゅるーんと後方へ引くようにして、ロッドを上流へ動かしつつ、ラインから魚までをたるませないようにしながらランディングすれば、バラしは減る。

TMC518の30番と並べるとTMC206BLの20番が鬼バリに見える。24番へデミサイズに巻けば、ドレッシング部分のボリュームは30番に迫れるし、フッキングはずっといい。まあでもやっぱり物理的に小さいハリへ小さく巻いたフライにはかなわない。

この小ささが必要なシーンが(わりと日常的に)あるからフライフィッシングは面白い。怖いっていうか。> 小さいフライとその釣り特集

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