真夏のオイカワ釣りで困ったときは

最新125号の〈ちっちゃいフライリール〉特集が好評なので、手持ちの一番ちっちゃいフライリールを初下ろし。

最小マイゼルバッハ径46㎜、さすがにちっちゃい。手のちっちゃさでは女の子にも負けたことのないわたしの、たなごころにすっぽり入る。

6.2ft.グラスの短竿、1番ライン、ちっちゃいオイカワとともに撮影。

た、たのしい。

今の季節のオイカワはこんな感じの超浅場で番長がイキってます。着水直後に(なんなら空中で)フライへライズします。群れを散らさないように離れて釣りましょう。

夏の釣りでは、アタリがあっても乗らないとよく聞きます。活性が高すぎて弾かれちゃうんですね。

スウィングの釣りでは、ラインをぴんぴんに張らず、ロッドティップからフライまで多少のゆとりを保持して、アタリがあって一呼吸おいてからアワせるくらいのほうが、フッキング率は断然向上します。むしろ勝手にかかります。そういうフッキングが決まると、たいへんフライフィッシング的で気持ちいいものです。

ドライフライなら、慣れないうちは硬めのロッドでショートキャスト、ショートリーダー、ノー・スラックを意識しましょう。アップストリームでもダウンでも、風向きを気にして、必ずフライをまっすぐターンオーバーさせるプレゼンテーションを心がけましょう。ドリフトはしないこと。3秒ルールの釣りがとても効果的です。

オイカワ釣りで〝ライズ待ち〟している方を時々見かけます。もちろん各人の好き好きですが、釣り方でもフライパターンでも、ヤマメ・イワナの釣りをただダウンサイズする感覚でのオイカワ釣りは、極端にむずかしくなります。

夏場のオイカワ釣りでは、フックサイズは大きくても(16番くらいでも)、基本的には問題なし。むしろ大き目の方が実際の釣りでは利点が多いのです。その理由は、『オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック』で島崎憲司郎さんが指摘しています。

身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック 増補第二版(フライの雑誌・編集部編)

「ちっちゃいフライリールが好きなんだ」よりちっちゃいフライリール測定図(125号)

・・・

フライの雑誌 125(2022夏秋号)
> くわしい内容はこちら
Flyfishing with kids.
一緒に楽しむためのコツとお約束

子供と大人が一緒にフライフィッシングを楽しむためのコツとお約束を、子供と大人で一緒に考えました。お互いが幸せになれるように、子供が子供でいられる時間は本当に短いから。
子供からの声(10〜12歳)|大人からの声|水産庁からの声|子供と遊ぶための道具と技術と心がまえ|釣り人の家族計画|イギリスの場合|「子供釣り場」の魅力と政策性
特別企画◎シマザキワールド16 島崎憲司郎 
座談会「みんなで語ろう、ゲーリー・ラフォンテーン」
そして〈シマザキフライズ〉へ
ちっちゃいフライリールが好きなんだ|現役で使えるグリーンハート製ロッド大集合!|湯川の娘 知来要|カワムツはいつ、どこから来たか|海女のゆく末|メガソーラーの問題点
水口憲哉|中馬達雄|川本勉|斉藤ユキオ|カブラー斉藤|大木孝威|荻原魚雷|樋口明雄|島崎憲司郎

 

///

2022年7月発売・第125号から直送 [フライの雑誌-直送便]

 『フライの雑誌』の新しい号が出るごとにお手元へ直送します。差し込みの読者ハガキ(料金受け取り人払い)、お電話(042-843-0667)、ファクス(042-843-0668)、インターネットで受け付けます。

フライの雑誌社の単行本「海フライの本3 海のフライフィッシング教書」

「離島の釣りはバクチです。バクチは楽しい。」(中馬達雄名言)

フライの雑誌-第122号|特集◉はじめてのフライフィッシング1 First Fly Fishing 〈フライの雑誌〉式フライフィッシング入門。楽しい底なし沼のほとりへご案内します|初公開 ホットワックス・マイナーテクニック Hot Wax Minor Technics 島崎憲司郎+山田二郎 表紙:斉藤ユキオ

島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。

水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW

特集◉3、4、5月は春祭り 北海道から沖縄まで、毎年楽しみな春の釣りと、その時使うフライ ずっと春だったらいいのに!|『イワナをもっと増やしたい!』から15年 中村智幸さんインタビュー|島崎憲司郎さんのスタジオから|3、4、5月に欠かせない釣りと、その時使うフライパターン一挙掲載!
フライの雑誌』第124号

単行本新刊
文壇に異色の新星!
「そのとんでもない才筆をすこしでも多くの人に知ってほしい。打ちのめされてほしい。」(荻原魚雷)
『黄色いやづ 真柄慎一短編集』
真柄慎一 =著

装画 いましろたかし
解説 荻原魚雷

桜鱒の棲む川―サクラマスよ、故郷の川をのぼれ! (水口憲哉2010)