TMC2487の24番へ小さめに巻いたクロスオーストリッチのスウィングでオイカワ。
「クロスオーストリッチ」をマテリアルの名称だと思っていらっしゃる方がいるようですが、そうではありません。オーストリッチのハールを使用した、フライパターンの名称です。キャナルさんが出している「クロスオーストリッチ」という商品名は、クロスオーストリッチを巻くのに向いているオーストリッチをセレクトしましたよ、という意味です。クロスオーストリッチは、シマザキフライズの傑作の一つだと思います。
24番フックにタイイングするというと「ちっさくてムリ！」と拒否する方がいらっしゃいますが、実際巻いてみればむしろ大きいフライよりずっと簡単で全く問題なしです。上の写真をよく見ると、ボディの後ろのベンドの部分に、0.5ミリくらいUVフラッシャをチラつかせています。それが効くんじゃないかと思って。
↓ クロスオーストリッチは開発者の島崎憲司郎さんご本人のタイイング動画が公開されています（初出時と巻き方が違います）。この動画のキャプションにある「クロスオストリッチ」あるいは「クロス・オストリッチ」は、「クロスオーストリッチ」に表記を統一したほうがよいように思います。
クロスオーストリッチの初出は第88号（2010年）。特集した第90号は売り切れです。
当時の裏話を公開しています。
【公開】クロスオーストリッチは裏切らない（堀内正徳）
『フライの雑誌』第111号
特集◎よく釣れる隣人のシマザキフライズ（第１１１号も売り切れです）。
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