「特集 BOY’S LIFE 未来の釣り人たちへ|Fishing Café VOL.74」 (シマノ刊)の、本村雅宏さん(『宇奈月小学校フライ教室日記』)ロングインタビューから抜粋。
宇奈月小学校で、〈子ども〉と一緒に遊んで学んだ経験からの言葉です。べつに相手が〈子ども〉でなくても、と思いました。自分のためのいい釣りをしていれば、子供も大人も何が起きても、きっと大丈夫です。大切なのはそういうことだと思います。
「誰かはこうやったけど、僕はこうやってみよう、という方が、間違いなく面白いですよね」
「誰もが同じ高さの跳び箱を飛ぶより、跳び箱が得意な子、算数が好きな子、作文が得意な子など、いろいろな個性があります。フライフィッシングは、一人ひとりのスタイルがずいぶんと個性的で、同じフライアングラーは2人といません」
「僕らは魚にアプローチすることが目的で、その方法はいろいろあります。キャスティングでも毛針巻きでも、観察だけでも良いのです」
「キャスティングが上手な友人を呼んで見せたら、風が見える!と言った子がいました」
「釣りの行為自体を楽しむ子もいれば、毛針を巻くことが好きな子、竿を持って川に出ることが好きな子、本を読むことが好きな子、ただボーッとしていたい子など、釣りの時間もそれぞれに自分らしく過ごします。」
「フライフィッシングは簡単ではないところがありますが、自分の意図が明確に評価されるところがあって、釣れれば、いや、釣れなくても学びが生まれます。」
「釣果を競うことが教育ではありませんし、釣果が評価でもありません」
「うまくいくこともそうでないことも、大抵の事は楽しめるようになりますし、生き方につなげられます。何が起きても、きっと大丈夫です」
…
第126号〈隣人のシマザキフライズ特集〉続き。島崎憲司郎さんのスタジオで2022.12.26撮影。狭いシンクを泳ぐフライ。まるっきり生きてる。これ笑うでしょ。まじやばい。(音量注意) pic.twitter.com/vFuHHPEJvh
— 堀内正徳 (@jiroasakawa) December 27, 2022