荻原魚雷さん曰く、「フライの雑誌で気になる書き手は何人かいるけど、中でも真柄慎一さんと、なごみの遠藤さんは素晴らしい」。ふと思い出して、なごみの遠藤さんの11年前の文章を読み直したら、これがやっぱりよかった。紹介します。
「フライフィッシングは、継続する事が難しい釣りだと思います。それは考える事や実演することが多く、しかも難解で、つまずく事が多いからだと感じます。本当に奥が深く、楽しめる釣りなので、つまづきそうな人を助ける事が出来れば幸せです。」
「フライフィッシングは素敵な文化だと思います。大きな自然の中に入ると、とても謙虚な気持ちになれます。知恵を絞り、1匹の魚に対峙するときに感じる高揚感は、他に代え難いものがあります。」
「自然観察をすること。フライを投げること。フライを作ること。釣りをすること。野外でも室内でも、考える事、する事は山のようにあります。準備する事が山のようにあります。それらすべてが楽しみです。」
「道具を準備することも、それらの楽しみの一つです。ショップが存在するという事は、その地域に文化を存続させる一助になりえると考えます。」
「地元での人との交流を通じ、お客様にフライフィッシングを楽しんでいただき、次の世代にも、フライフィッシングを楽しんでもらえたら、いいな、と小さい店舗ですが思います。
「やってみたい事が沢山あるのですが、体一つですから、出来ない事ばかり。まだまだ未熟で分からない事も多く、学ぶこと、習得しなければならない技術も沢山あります。」
フライフィッシングショップなごみさん(横浜市)
2012年11月2日
ちなみに真柄慎一さんへの魚雷さんの言及はこちら。
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『フライの雑誌』次号第129号は
12月初めの発行です。
フライの雑誌-第128号
特集◎バラシの研究
もう水辺で泣かないために
フライの雑誌 124号大特集 3、4、5月は春祭り
北海道から沖縄まで、
毎年楽しみな春の釣りと、
その時使うフライ
ずっと春だったらいいのに!