「フライの雑誌」次号131号は「イブニング&ヒゲナガカワトビケラ特集」です。長いので普段使いの言葉で略すと、「イブ&ヒゲ特集」になってしまいます。これだと分かる人は多くないと思うので、「イブニング&ヒゲナガ特集」くらいにしておきます。
ヒゲナガカワトビケラは欧米には生息していない昆虫です。ヒゲナガの生態について『水生昆虫アルバム』(島崎憲司郎)以上に突っ込んだ写真を載せている文献は、学術書を含めて後にも先にもありません。フライフィッシャーマンの(必要に迫られた)根性を思い知らされます。
天竜川が流れる信州伊那谷では、カワゲラ、ヘビトンボ、トビケラの幼虫を総称して「ざざ虫」と呼んで食べる、古くからの文化があります。かつては信州の犀川、千曲川あたりでもざざ虫を食べていました。今も食文化として残っているのは天竜川の伊那地方だけです。現在のざざ虫の主力はヒゲのラーバ(クロカワムシ)です。
そんなざざ虫食の背景を、今回取材で調べました。すると、色々と興味深い事項が出てきました。とりあえず現場に行かないと話にならないだろうと、過日、伊那谷へ行ってきました。南信へ行くのならと、飯田市ご在住の天龍・塩澤美芳会長へもごあいさつしたいと考えました。計画を立てた後で気づきました。伊那と飯田は50Km離れていました。長野でかい。
ざざ虫のふるさとの天竜川で、ざざ虫フライを使って、イブニングに、でかい魚を釣ってやろう。これで「イブニング&ヒゲナガ特集」が、まるっと完成します。
果たして結果はいかに。次号131号で。
「フライの雑誌」次号第131号は、7月15日の発行予定です。すみません、第130号のお代金をお忘れの方はいらっしゃいませんか。
オンライン書店での扱いが始まりました。
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フライの雑誌 125(2022夏秋号)
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Flyfishing with kids.
一緒に楽しむためのコツとお約束
子供と大人が一緒にフライフィッシングを楽しむためのコツとお約束を、子供と大人で一緒に考えました。お互いが幸せになれるように、子供が子供でいられる時間は本当に短いから。
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