単行本『魔魚狩り』水口憲哉2005より、「バス問題とサツキマスにおける作為と作意」を掲載します。初出は『フライの雑誌』第63号(2003年11月)です。釣りと外来魚、生物多様性と水産業の今後に関して、混迷の度合いを深めている現在の社会 … いないというのは理由にならない。
冒頭で紹介した三篇の「釣り場時評」は、二年半前の立教大学における秋月氏や中井氏との公開シンポの後に書いたもので、その後の連続講座や各地の集まりなどで資料として配付しているし、インターネットでも調べることができる。しかし、その存在は知っており読んでもいるが取り上げたくない最大の理由は …